スペシャリストナースについて

専門看護師・認定看護師・特定看護師の活動

太田記念病院には、1分野1名の専門看護師と9分野12名の認定看護師・1名の特定看護師がいます。認定看護師は、日本看護協会が認定する専門看護師・認定看護師の資格を取得し、患者さん・ご家族に対する看護実践やスタッフへの教育など組織横断的に活動しています。

母性看護専門看護師

母性看護専門看護師は、女性や母子が抱える複雑な看護問題に対して周産期母子援助、女性の健康への援助、地域母子保健援助の役割があります。
現在は、病棟での助産師としての助産業務とともに、死産を経験した母親や家族に対して外来で退院後も継続した精神的ケアを行っています。また、ハイリスク妊産褥婦と新生児を対象とした健康障害への援助や社会的課題を持つ女性や家族の育児環境の調整などを行い、女性が妊娠・出産を機に健康や生活への課題に対する自己決定能力が向上できるように支援を考えています。

岡田 奈緒美
岡田 奈緒美

感染管理認定看護師

感染管理認定看護師は、病院の中心となって様々な職種の方と協働しながら、当院を訪れる全ての方と職員を感染から守る役割を担っています。
当院は、第三次救急病院として超急性期の患者さんも受け入れています。特に救命救急センターは、易感染患者さんが多く、感染を引き起こすと重症化する恐れがあります。感染を予防するには、患者さんに関わる全ての職員が共通して予防策を行う必要があります。日々のラウンドや職員からのコンサルテーション、検査室からの情報により感染の早期発見に努めています。他職者と連携する中で、職員が実践しやすい感染予防策を考え、患者さんが安心して過ごせるよう取り組んでおります。

小島 宏美
小島 宏美
土屋 映里佳
土屋 映里佳

皮膚・排泄ケア認定看護師

皮膚・排泄ケア認定看護師は、創傷(Wound:床ずれ・手術創など)オストミー(Osutomy:人工肛門や人工膀胱などのストーマ)、失禁(Continence:便や尿の失禁)などの方を対象に専門的なケアを提供します。

創傷ケア

床ずれ発生リスクの高い患者さんをアセスメントし、発生予防ケア・早期発見に努めています。床ずれのある患者さんに対しては、医師、薬剤師、管理栄養士、検査技師と意見を交換しながら毎週褥瘡回診を行っています。また、新生児期から老年期までのスキントラブルに関するケアも行っています。

ストーマケア

ストーマについての不安を軽減できるように術前から関わっています。また、術後は自己管理に向けてのケア方法の指導、退院後はストーマ外来にて継続してケアを行っています。

失禁ケア

尿や便失禁の原因をアセスメントし、失禁に伴って起こる皮膚障害を中心にスキンケアを行っています。

山本 亜由美
山本 亜由美

集中ケア認定看護師

病気やけが、手術後などで集中治療を必要とする患者さんが生命の危機的状況からの回避や早期回復ができるように、専門的な知識・技術を活用しながら日々現場で働いています。また、集中ケア領域の看護について院内・院外研修や看護学校での講義を行っています。
2014年10月より呼吸ケアチームを立ち上げました。院内で人工呼吸器管理を必要とする患者さんを中心に定期的に回診を行っています。今後も集中治療領域での看護の質の向上を目指し、スタッフとともに患者さんやご家族の力になれるよう努めていきたいと思います。

栗原 亜希子
栗原 亜希子
安本 雅代
安本 雅代

新生児集中ケア認定看護師

早産や疾患を持った赤ちゃんに対し、修正週数や成長発達に合わせた看護が提供できるよう1人ひとりの表情や動きなどの反応を丁寧に読み取りながら、ポジショニングや環境調整に努めています。また、入院により接する機会が制限される赤ちゃんと両親との関係作りでは、ご家族の様々な思いを受け止め、「赤ちゃんとご家族にとって何ができるのか。どうすることがより良いことなのか。」を常に考え、家族の一員として赤ちゃんを受け入れられるようにサポートしています。そして、ご両親の不安が少しでも軽減できるように、出生前では事前訪問を行い、お話を伺い必要な情報を提供しています。また、ハイリスク分娩で帝王切開の場合には、分娩時に立ち会わせていただいています。
今後はNICUにおいて適切な医療・看護が提供出来るようにスタッフへの指導・支援を行いながら役割モデルとして関与していき、周産期医療チームとしてより良い看護の提供に結びつけていきたいと思います。

堀越 和代
堀越 和代

小児救急看護認定看護師

子どもの救急場面における心肺蘇生から、育児に関する相談まで、子どもに関わる全ての場面の援助を行っています。症状や思いを上手く表現できない子どものサインを読み取り、権利や尊厳を保障し、子どもにとって最善の方法を常に考えて、ケアにあたっています。今後は、院内外を問わず、地域の子どもたちやご家族が安心・安全に生活できるよう、活動していきたいと考えております。

石井 祥子
石井 祥子

慢性心不全看護認定看護師

循環器疾患は、患者さんによる自己管理、在宅療養での生活調整が重要です。そこで、患者さんの身体的な苦痛を緩和し、日常生活援助を行いながら、心不全への移行防止、心不全の急性増悪回避への療養支援を行っています。
患者さんのQOL向上を目指し、その人らしい生活を少しでも長く安心して送れるように、患者さん・ご家族に寄り添い、多職種の方々と連携・協働しながら病棟・外来を問わず、在宅でも継続的に支援していくことが目標です。

石川 順子
石川 順子

救急看護認定看護師

救急看護認定看護師は、来院される患者の重症度・緊急度を見極め、多職種医療チームと迅速に心肺蘇生法等の初期治療や、災害発生時の対応も含め、時や場所、年齢に関わらず、社会復帰につなげる役割を担っています。
ERでの救急看護とトリアージナースの育成、呼吸ケア回診、一次救命処置(BLS)・二次救命処置(ICLS)・トリアージ(JTAS)など各種のインストラクターも務めています。今後は急変対応と急変を予知できる観察能力「気づき」の向上に力を入れていきたいと思います。その結果として、院内での急変対応技術向上、救命率の向上に貢献していきたいです。

小暮 佳奈
小暮 佳奈

緩和ケア認定看護師

緩和ケアは「がん治療の早期から開始すべき積極的な医療」です。病気治療中に現れる副作用や、心の辛さ、ご家族の辛さを少しでも軽くできるよう専門的な知識、技術を生かして日々の看護に取り組みたいと思います。
現在、緩和ケア外来・緩和ケアチーム回診、外来患者様による患者会なども多職種と連携し行っています。1人ひとりの患者様にとって何がよいのか、どこで療養するのがよいのかを検討し、継続的にチームで介入し患者様・家族に寄り添い症状緩和を目指していきたいと思います。

高橋 比砂子
高橋 比砂子
信澤 郁
信澤 郁

がん化学療法看護認定看護師

がん治療には、主に手術、放射線、化学療法がありますが、再発や転移がある場合、化学療法が選択されます。昨今、副作用対策の進歩により、多くの化学療法が外来で行えるようになりました。しかし、医療者のいない自宅で経験する副作用や、ネット等による不確かな情報により、様々な不安が生まれてきています。
がん化学療法看護認定看護師は、薬剤の特性と管理の知識をもとに、安全で確実な抗がん剤投与を行うこと、化学療法を受ける方が主体性をもって治療に向き合うことで、ご自身の症状に適切に対処しながら日常生活を送れるよう支援させて頂きます。また気持ちのつらさ、抗がん剤の選択、治療の中止、外見の変化、生活上の気がかりなどのご相談を通じて、がん化学療法を受ける患者さんとご家族の意思に寄り添い、伴走していきたいと思っています。

門倉 紀子
門倉 紀子

認知症看護認定看護師

高齢化が進み認知症の方が増え、2025年には認知症を患う方が700万人を超えると言われています。当院の入院患者様においても様々な病気を抱える認知症の方が多くなっています。現在、認知症を伴う患者様が安心して入院生活を送るために、患者様の病気や症状に合わせた対応や認知症が悪化しないよう多職種のスタッフと活動を行っています。認知症患者様とそのご家族様の不安や心配を軽減し、笑顔が増えるよう取り組んでいきたいと思います。

新井 清乃
新井 清乃

特定看護師

地域医療及び高度医療の現場において、医療安全を配慮しつつ高度な臨床実践能力を発揮しチーム医療のキーパーソンとして機能できる看護師を育成することを目的とした国の研修制度が平成27年10月1日から開始されました。医師の判断を待たずに手順書を用いることで一定の診療の補助を行うことができます。安全な医療を看護の関わりの中で提供できるよう各委員会(褥瘡、呼吸ケア)と協力して活動していきたいと考えています。

埇田 真彰
埇田 真彰

看護外来の活動

看護外来では、看護職者が主導となって、医師や他職種と連携し、疾病を持ちながら地域で療養・社会生活を営む患者さんやそのご家族に対して、生活に伴う症状の改善や自己管理を支援します。